夜尿症(おねしょ)外来|佐賀県小城市の小児科|医療法人やなぎしまこども医院

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夜尿症(おねしょ)外来

夜尿症(おねしょ)外来|佐賀県小城市の小児科|医療法人やなぎしまこども医院

当院の夜尿症(おねしょ)外来の特徴

【初回外来はじっくり時間をかけて診察します!】(電話予約制)

  • 夜尿だけか、日中も漏れるのかによって治療内容が変わります。
  • ADHD(注意欠如多動症)に伴う排尿トラブルも対応可能です(詳しくは神経発達症のページをご覧ください)。
  • もし当院で改善が難しい場合は、より専門的な医療機関へご紹介します。

お子さんの未来のために、相談をおすすめします!

夜尿症(おねしょ)とは

夜尿症(おねしょ)とは

夜尿とは、夜寝ている間に無意識におしっこが漏れてしまうことです。幼い子どもは誰でもおねしょをしますが、成長とともに自然に減っていきます。5歳を過ぎても月に1回以上続く場合は「夜尿症」と呼びます。これは珍しいことではなく、5歳で約15%、小学生低学年で約10%、高学年で約5%の子どもに見られます。多くは成長とともに治りますが、15歳以上でも1~2%の子どもが続くこともあります。夜尿症は自己肯定感に影響することもあるため、お困りの場合にはご相談ください。

夜尿症の原因

夜尿症は、親の育て方や子どもの性格の問題ではありませんし、自分の意志でコントロールできるものでもありません。注意したり叱ったりしても治りません。原因は、睡眠中に膀胱がいっぱいになっても、尿意で目を覚ますことができないことにあります。また、膀胱の働きや大きさが未熟だったり、尿の量が多すぎることも関係しています。まれに、膀胱炎や扁桃腺の肥大、ADHD(注意欠如多動症)などが原因となることもあります。さらに、1型糖尿病や脳腫瘍、甲状腺の病気なども原因として考えられることがあります。

夜尿症の症状

小学校高学年になっても夜尿症が続くと、キャンプや修学旅行などの宿泊行事を嫌がったり、自分に自信を持てなくなったりして、親や友達とうまくコミュニケーションが取れなくなることがあります。心も体も成長途中の子どもにとって、夜尿症は大きなストレスとなるため、決して良いことではありません。もしお子さまが困っているようでしたら、早めに治療を検討されることをおすすめします。

検査・診断

問診で、「夜尿の頻度や量」「昼間の排尿頻度や尿失禁の有無」「生活習慣」「病歴」などを確認することによって、おおよそ夜尿症の診断がつきますが、その原因を調べるために必要に応じて次のような検査が行われます。

  • 尿検査
  • 血液検査
  • 尿流量検査(高次医療機関)
  • 画像検査(高次医療機関)

夜尿症の治療:生活指導・アラーム療法・薬物療法

まずは生活指導を行い、それで症状が改善しない場合は、必要に応じて抗利尿ホルモン薬、抗コリン薬、ADHD治療薬、漢方薬などを使用した薬物療法を行います。

夜尿症の向き合い方

治療と並行して大切なことは、「怒らない」「焦らない」ことです。
夜尿があっても責めたりせず、治そうという気持ちをほめてあげてください。夜尿がなかった日にほめることも良いですが、それだと本人はコントロールできないので、どちらかというと寝る前にトイレに行くなど、約束事が守れたときなど、お子さんが意識してできることをしっかりほめてあげましょう。夜尿は体の成長の問題です。「じきに治るもの」ということを本人に自覚させ、安心させてあげることも大切です。