けいれん|佐賀県小城市の小児科|医療法人やなぎしまこども医院

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けいれん

けいれん|佐賀県小城市の小児科|医療法人やなぎしまこども医院

当院でのけいれんへの対応について

  • けいれん性疾患(発作性疾患)は有熱か無熱かで対応が異なります。
  • 院長はてんかん専門医・指導医、小児神経専門医でもありますので、お気軽にご相談ください。動画を撮っての来院をお勧めします。
  • 必要に応じ二次三次病院と連携し、脳波やMRIは病院で、診察や治療は当院でといった対応も行えます。

熱性けいれん

熱性けいれん

乳幼児期(生後6か月から5歳くらいまで)に38℃以上の発熱時に生じるけいれん発作で中枢神経感染症(髄膜炎)などがないものです。

15-20人に1人起こり、2/3の人は1回のみです。長く感じますがほとんどは数分以内に収まります。できるだけ慌てず、気道の確保(顔を横向けて口の中に入っているものを除去)をし動画撮影を行い、5分以上続くようであれば救急車を要請してください。

大人の力でつねって反応がある場合はほぼけいれんではなく、悪寒・戦慄(ふるえ)です。熱性けいれんを起こしても9割以上はてんかんへは移行しませんので、ご不安な場合には動画を持参しご相談ください。

 

てんかん

てんかん発作とは、脳の電気的な流れの乱れであり、てんかんはてんかん発作を繰り返した状態をいいます。よって、心の病気ではなく大脳の病気です。

小児100-150人に対して1人発症し、全国には約100万人の患者さんがいる病気です。

小児期発症の大部分は薬物による発作抑制が可能(約7割、院長の自験例では84%)でそのうち半数は将来的に服薬不要となります。

よって、てんかんは珍しい病気ではなく、正しい診断と治療でコントロールでき、生活の質を高められます。

院長はてんかん専門医・指導医でもありますので、気になる症状(ボーっとして反応がない・口がぴくぴくして眼が偏位する・手足ががくがくするなど)は、是非動画を撮ってご相談ください(要予約)。

軽症胃腸炎に伴うけいれん

嘔吐下痢の3日目までに繰り返し起こる(群発する)けいれん発作です。このタイプのけいれんには、ジアゼパムの坐薬(商品名ダイアップ坐薬)が効きにくく、抗てんかん剤が良く効きます。嘔吐下痢時にけいれん発作を起こした場合には速やかに来院ください。